THE★SMAP

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SMAPに関するあれやこれやを書いております。

【雑記】SMAP 25 YEARS 収録曲について思うこと(3)

調子に乗って、すぐ(3)を書きます(笑)
鉄は熱いうちに打て!!

18位 この瞬間、きっと夢じゃない

ファン投票18位は、2008年にリリースされた43枚目のシングル「この瞬間、きっと夢じゃない」です。
www.jvcmusic.co.jp



オリンピックのテーマ曲

中居くんがTBSでオリンピックのキャスターを任されていたこともあり、SMAPにはいくつかオリンピックのテーマ曲があります。

この中から今回のベストアルバムに選曲されたのは、「ススメ!」と「この瞬間、きっと夢じゃない」です。

今回は「この瞬間、きっと夢じゃない」について。


SMAPの危機

SMAPにはこれまで、何度か世間をお騒がせしてしまった事件がいくつかあります。
この瞬間、きっと夢じゃない」が発売された後にも、ありました。
剛がお酒で大きな失敗をしてしまいました…

SMAPにとっては2回目だったこともあり、私は比較的落ち着いていましたが。
(いや、本来は落ち着いてる場合じゃないんだけど(笑))

大丈夫だ、という確かな気持ちがあった。うん。
今のSMAPなら大丈夫、という感じです。

そのとき、剛は1ヶ月間、謹慎していました。
本当に、家から一歩も出なかったそうです。
1ヶ月間。

慎吾は毎日、夜電話をして剛の話し相手になっていたそうです。
吾郎ちゃんは、剛のお家に何回かお邪魔して、一緒にご飯を食べたそうです。
自分が同じように謹慎していたときに、剛が家に訪ねてきて一緒にご飯を食べたことが嬉しかったから、と言ってました。

一方、SMAPのお兄ちゃんである中居くんと木村くんはこの間、剛とは話さなかったそうです。
剛から電話があっても、出なかった、と。
「これ、今出ちゃうと、この時間の意味ねぇな…と思って出なかったです」
「俺もそう思った」
と木村くんと中居くんがビストロで言っていました。

剛も2人の気持ちをしっかりと受け止めていて、
「話したりするとみんな優しい言葉をかけてくれるから、やっぱり甘えちゃうんですよね。手紙とかでも、大丈夫だよ、て書いてあると、どんどんそういう気持ちになっちゃう。でもそんな中、木村くんと中居くんと電話が繋がらなくて話せないことで、気持ちがそこで引き締まるというか」と話していました。

電話を取らない理由を伝えずに、剛からの電話が鳴ってても「ゔー!!」と思いながらも剛のためを思って電話を取らなかった中居くんと木村くんもすごいし、
理由を教えてもらってなくても「きっと僕のためにしてくれてるんだ」と気持ちを汲んで、諦めずにずっと留守電にメッセージを残した剛もすごい。

もひとつ言えば、中居くんと木村くんはお互い剛の電話に出てない、出ないと決めたことを知らないし、もっといえば慎吾が毎日電話してることも吾郎ちゃんが家に行っていたのもお互いみんな知らない。
それでも役割分担がしっかりできちゃうのがSMAP

話をしていなくても、気持ちを伝えていなくても、お互いのことを信頼しているんだなぁ、分かり合っているんだなぁ、と強く感じたエピソードでした。
不仲うんちゃら言う輩は、こういう歴史を知らないのだ…くそぉ…

さて、その頃ファンは…というのが今回の主題。


購買運動はここから始まった

ぶっちゃけますと、私は何もしてませんでした。
それまで通り、SMAPの番組を見てはいましたが、社会人2年目で最初の仕事のピーク時だったので、あんまりSMAPのことを追っかけられてませんでした。
大丈夫だ、と変に自信を持ってたということもあります。

そして、何をしたらいいのか分からなかった。
ファンが何かすると、逆に迷惑をかけてしまうのでは、とも思っていました。
なるべく世間から目立たないように、過度に騒がないように…そんな気持ちだったように思います。

SMAPファンは、なんというか、「所詮、ファンが何かしても…」みたいなところがあるというか。
余計なことはしない。
そういう風潮があったように思います。

そんな中、一部のファンの中で「最新シングルの『この瞬間、きっと夢じゃない』を買って、剛にファンの気持ちを届けよう!待ってるよ、という気持ちを届けよう!」という活動が持ち上がりました。

このとき、CDリリースからすでに数ヶ月経っていたので、売上が一気に伸びればランキングにも入って気づいてもらえる!と。

私はこの動きを知ってはいましたが、賛同できませんでした。
むしろ、冷ややかに見ていたほうでした。
なんというか、自己満足みたいに思ってしまったんですよね…やったところで…と。

ですが、「剛に気持ちを届けたい!」という純粋な気持ちは、きちんとメンバーに届いていました。

剛が帰ってきたスマスマで、木村くんが「CDを買ってくれたファンの方々がいたそうで」と話し、この曲を歌ってくれました。

そのとき、「あぁ、私、なんてひねくれてたんだろう…」と心の底から思いました…

きちんとメンバーは、ファンのことを見てくれていた。
そして、それを嬉しいと伝えてくれた。
当時、CDを買った人たちはとっても嬉しかっただろうなぁ。

SMAPとキャッチボールできてたんです。
私たちがすること、ムダじゃないんだ…と思いました。

さて、勘のいい方ならもうお分りかと思います。
2016年、このときと同じことが、もっと大規模に行われていたことを。


購買運動、ふたたび

2016年1月。
最初に今回の騒動が持ち上がったとき、「世界に一つだけの花を300万枚に届かせよう!」というファンによる購買運動が起こりました。
世間では「意味あるの?」「CD買ったところで…」とたくさん言われましたが、ファンは知ってました。

ファンのこの行動の意味を、気持ちを、SMAPはきちんと受け取って分かってくれることを。
届くことを。

だから、前回の購買運動のときに静観していた私のようなファンでも、今回の購買運動に参加した人は多かったと思います。
「いつもなら参加しないけれど…」という言葉をTwitterでも見かけました。

もちろん、購買運動にファンが参加した理由は、他にもいっぱいあると思います。
でも、「この瞬間、きっと夢じゃない」のときの購買運動が理由の一つにあった人もいたと思います。

少なくとも私はそうだった。

そして今回も、きちんとメンバーにファンの気持ちは届いていました。

ラジオで世界に一つだけの花をかけてくれたり、
ビストロで、ゲストが初めて買ったCDは?というクイズで、
中居「今タイムリーな人たちですね」
木村「SMAP
中居「の?」
慎吾「世界に一つだけの花
中居「正解!最近もよく流れてますしね(ボソッ)」
というやりとりがあったり。

分りにくいかもしれないですが、SMAPとファンの気持ちのやり取りの一つなんです。


今につながる一曲

オリンピックのテーマ曲としておなじみの「この瞬間、きっと夢じゃない」。
選手の方々に、オリンピックを見ていた日本中の方々に、勇気と感動を届ける一役を担っていたテーマ曲ですが、2016年の今につながる大事な一曲であったことも、ほんの少し知っていただけると嬉しいなぁ、と思います。

そして、世界に一つだけの花の購買運動についても、こういう歴史があってのことなんだなぁ、とぼんやりとでも思っていただけたら嬉しいです。

まぁ、でも、そんなことわざわざ知ってなくても、

やっぱいい曲だよね!!


(注意)当記事は、当たり前ですが私個人の感じたことと考えなので、そのへんはあしからず